丸の内パークビルディング

丸の内パークビルディングの正面
●所在地
東京都千代田区丸の内2-6-1、2
●竣工時期
2009年4月
●規模
延床面積/204,729.92m²
(三菱一号館・アネックス棟含む)
4階/地上34階/塔屋3階
高さ/169.98m
●PC仕上げ・仕様
花崗石打込(本磨仕上げ・JP仕上げ)
●設計・監理
株式会社 三菱地所設計

■当該建物の特色

本プロジェクトは都市再生特別地区の指定を受け、オフィス約158,000m²、商業約18,000m²、美術館約6,000m²からなる大規模複合施設である。

三菱一号館は忠実な復元を行い、エリアの文化交流拠点となる美術館とした。

タワー棟、アネックス棟、三菱一号館の間には来街者の憩いの広場となるべく中庭を創出している。

街区全体は環境共生への積極的な取り組みを行っており、各設備機器の高効率化とともに太陽光発電(60kw)、超高効率化照明器具、エアフローウィンドウシステムの採用など先端的な技術を導入している。中庭のみならず外壁、屋上にも緑化を施し、約2,500m²の緑化面積を確保した。また、舗装部分への雨水の再利用による給水型保水性舗装の設置や緑化柱へのドライミストの採用により、ヒートアイランド現象の緩和にも寄与する計画としている。

■設計意図

今回の計画において、タワー棟高層階外装柱型梁型にPCaを採用している。

一号館の煉瓦と調和する赤色の花崗石を打込んだ柱型をベースに、2層毎に白色花崗石のコーニスラインを設け、建物全体のプロポーションを整えている。

空調負荷を軽減させるため、柱型やコーニス、アルミルーバーによって抱きを約500mm程度確保し、彫りの深い表情をつくり執務室内への日射侵入を軽減している。

センターコアタイプの基準階プランにおいて、周辺からの見えがかり上、給排気ガラリを極力目立たなくさせるため、柱型PCaをコの字型とし、サイドにガラリを設置することにより、給排気チャンバーBOXとして機能させる工夫も行っている。

株式会社 三菱地所設計 建築設計一部
山極 裕史、高田 慎也

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