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アーバンネット札幌ビル

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アーバンネット札幌ビルの正面

昭和14年に電電公社札幌逓信局庁舎が竣工しました。鉄筋コンクリート造で、壁一面の長さが100mに及ぶそのビルは、当時の最先端技術を駆使して作られたものです。人々の驚きをもって迎えられたこのビルは、戦時中、米軍の医療施設として使われるなど、独自の歴史をもっています。60年の長きにわたり市民に愛されながら、札幌に於ける近代建築のシンボルとして生き続けましたが、老朽化が進み、平成16年11月、全く同じ敷地に21世紀を担う最先端のオフィスビルとして建て替えられました。それがアーバンネット札幌ビルです。

札幌市を東西に走る北1条通りに面し、北海道が戦後復興する歩みを静かに見守り、市民に親しまれた旧ビル。生まれ変わるビルの設計コンセプトも、人々の記憶に残る北1条の街並みの記憶を、新しい形で継承することでした。

ファサードのデザインは、旧ビルの柱・梁・ガラスによる力強く、質実な印象を髣髴とさせるものですが、オフィスとしての性能は、100mを超える無柱空間や最先端の情報通信設備、充実したアメニティー空間、高度のセキュリティー、設備拡張への対応性など、外観のさりげなさとは裏腹に高度な装備をそなえています。又、地域冷熱施設を地下部分に持っており、札幌市のエネルギー政策とも連動した形で、道庁を中心とする地区にクリーンなエネルギーを供給する施設でもあります。新しい北1条のシンボルとして、旧ビルのように、長く札幌市民に愛され続けるビルであって欲しいと願っています。

株式会社 札幌日総建
中原 隆一

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