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日本生命丸の内ビル

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日本生命丸の内ビルの正面

日本生命丸の内ビルは日本生命の東京本部と10フロア分のテナントが入居するビルとして、長寿命・フレキシビリティー・環境への配慮をテーマに、永きにわたり人々に親しまれるロングライフビルをめざして計画した。躯体の長寿命化、改修の容易さの追及、災害時のバックアップ機能の強化、窓周りの省エネルギー対策、環境施工等を施主・設計・施工一体となった取り組みを行い完成に至った。

外観は東京駅丸の内北口の広場に南面し、日本を代表する国際ビジネス街の中心として、歴史ある街並みを継承しつつ、頂部・胴部・基壇部の正統な3層構成とした。特に日射遮蔽や外装制震部材を組み込んだダブルマリオンをデザインの基調とし、端正・安定感・親しみやすさを表現した。

胴部(基準部)はダブルマリオンに制震機能を持たすために、プレストレスのPC版に花崗岩を4面打込み、更に本体鉄骨とダブルマリオンの取り付け精度は0.1mmと言う極めて難易度の高い施工が要求された。また、PC版の部材数も通常の外装に比べ倍以上ありPC版の模型を作り、取り付け順序や組み合わせ手順を検討した。また長寿命をテーマにノンシール、汚れに対する対策を徹底的に検証した。

基壇部(低層部)は重量感のある本格的な石積みの外観を意識し、大荒目ビシャンの花崗岩打ち込みPC版とした。乾式石積みの持つ石の厚みを意識し、またシール面を表に出さない、工法を検討、新しい花崗岩のPC打ち込み工法が出来たと考えている。また、低層部のサッシュは全てブロンズの等圧ユニット工法とし、年月を経ても正統で風格のある外観が永く愛され続けるように材料の構成とデザインに心がけた。

株式会社 日建設計
木村 雅一

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