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JR引込線や紙流通センターの跡地開発であり、土地区画整理事業により出来た3街区「アイ ガーデン エア」の内の中央街区に当たる。JR貨物とJR東日本とが、敷地を共同利用した一団地総合設計制度により、JR貨物は超高層賃貸オフィス「ガーデン エア タワー(以下、タワー棟)」と3階建て飲食主体の店舗「アイ ガーデン テラス(同、テラス棟)」、JR東日本は「ホテルメトロポリタン エドモント」新館を建設した。ランドマーク的なタワー棟は、遠方からも視認性が高い。
タワー棟とテラス棟は建築基準法上は1棟建物、1階において両棟共用のメインロビーでつなげ、地下は共用の駐車場、主要設備室となっている。
タワー棟低層の2フロアにはオフィスサポートの店舗やクリニック、基準階32フロアにはKDDIが入居している。
テラス棟は高層ビル群に囲まれた、都市空間の中の緑の丘をイメージして設計。階段状にセットバックし、外部大階段からも各階出入りができ、建物中央の吹き抜けと共に回遊性を高めている。また、こういった施設群は緑・水・歴史を題材にしたランドスケープと一体的に計画した。
タワー棟外装は花崗岩打込みPC板であり、柱・梁に分割し格子状のデザインとした。柱ピースには自動清掃用ゴンドラの縦レールを打込み、梁ピースとの取り合い部はゴンドラ通過用のスリットを切った。梁ピースの窓台面は谷状の形状とし、外壁先端面の汚れ垂れ防止や降雪落下防止に配慮した。この谷部は細いオープン排水溝となっており、ガスケット横樋を通じて、柱ピースのゴンドラレールに雨水を導くディテールとなっている。
多大なピース数のPC板の施工・管理、逃げの少ない厳しい精度、それらを追求した建物である。
株式会社 日建設計
小室 清、高山田 修三、高木 義雄