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松坂屋新南館は栄三丁目30番地区優良建築物等整備事業として計画された商業施設である、周辺には幾つかの大型商業施設がありそれらの施設と融合しかつ大津通りの活性化を促すことが、本計画の重要な目的であった。 ファサ-ドは本館のデザイン(大正14年鈴木貞次氏設計のアールデコスタイル)や大津通りの景観に配慮しネオクラシックな表現とした。
具体的な構造、仕上げとしては西向きという条件を勘案して3~7階を壁とし西日対策を行うと共に外壁の表現に意を凝らし、大型タイルと要所々円形テラコッタのアクセントをつけ存在感のあるデザインとした、しかし1~2階は商業施設として外部との連続性を重視し、透明性のある全面ガラスのファサ-ドとした。
特に西側壁面の大型陶板タイル打ち込みのPC版はタイル1枚が1m以上の大きさのため、他に例がなく大型タイルとコンクリート層を弾性層により絶縁する方法として、金物により保持させるタイル先付けPC工法→デュベルPC工法を採用しPC版の変位とタイルの変位を吸収させる方法をとった、特にデュベル(タイル先付け金物)の数についてはシュミレーションを行いより高い安全性を確認した。
株式会社 日本設計
今泉 清司