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北九州予備校は、山口・九州に校舎を展開する大学進学を主とした予備校である。今回開校の校舎は、JR大分駅前に建設され、大分県内外の予備校生の利便に供している。
建物は周辺地域との調和を保ち、華美に偏らず、予備校としての清廉さを持った表現としている。建設敷地は商業地域で、1階に付置義務の駐車場を設ける必要から、2階に事務室、3階以上を教室としている。北九州予備校の既設校舎と較べるとやや変則的な構成となっているが、開校後の使い勝手は好評を得ている。
今回の設計では、予備校開校日までの期間を考慮し、工事期間6ヶ月という非常に厳しい状況から、構造を鉄骨造、外装をPCコンクリート版に、サッシは教室の静粛性を確保するためにブラインド内蔵複層硝子入とした。
建物外観は、3階以上の外装版を、教室の繰返しが連窓サッシと相まって、軽やかに見えるように白色の50角磁器質タイル打込みとし、1~2階は上部との違いを外観に反映させるため、全体の安定感を強調するため、赤御影石貼りとして、各部位の現場納期との関連から、石貼りはPC版の素地版を納品後現場貼りとした。このことによってタイルの工場納品を調整できる上に、PC版の工場製作期間をも短縮でき、全体工程の短縮に役立てることが出来たと思う。
校舎の内部色彩計画は、今までの校舎よりも明るい感じにして欲しいとの要望もあり、基本色に暖色系を採用し、サイン色にも同じ展開をしている。このことで、予備校生の受講後の気分転換に良い効果が出ると期待している。
最後に、厳しい工事工期に挑戦してくれた多くの現場職員諸氏に感謝。
株式会社 梓設計
三宅 由太郎