このたび前会長の辞任を受け、PCSAの規約に基づき、急遽会長に就任いたしまして、重大な責任を感じております。
今後のPCSAの運営に関しまして、私の考えを説明させていただきます。
まず現実として、会員数の激減(最大40社から20社)を認識しなければなりません。この直接的な原因は、退会各社がやむを得ずして、PCカーテンウォール事業を継続できなかったためであります。継続できなかった理由は、厳しい淘汰というより、PCカーテンウォールの需要自体が減ってしまい、それにより販売単価が暴落したためであります。
高度成長期を終え、インフラがある程度整備されたわが国では、今後の建設需要自体ほぼ昨今のレベルで落ち着くと思われます。私個人の感覚的な印象では、量的には、ほぼ20年前のレベルに落ち着いたように思われます。したがって、PCSAもそれにあわせて縮小する必要があるのは自明の理です。もちろん、それに伴い《会員のお役に立つPCSA》を目的としているのですから、第一に会員の負担も軽減する必要があるでしょう。
またこういった状況では、『原点に戻る』という姿勢も必要かと思います。今から30数年前、関東地区のメーカーが始めた『PCカーテンウォール懇話会(PCSAの前身)』の精神に立ち戻って、各地区ごとに会員相互の交流を深めるべきであると思います。バブルの頃、一世を風靡した当業界の再出発のヒントとなるものと思っております。先人の残したあらゆる財産も利用して、再起するきっかけをつかみたいものであると考えております。
会員各位におかれましては、わが国が世界に誇るPCカーテンウォールの技術を、保存・継承・発展させるべく、監督官庁ならびに大学等の指導を仰ぎながら、一致団結して努力されるようお願いし、私も微力ながら努力することを誓いまして、就任の挨拶とさせていただきます。
2005年4月
